リニアグループ
事業コンセプト

リニア<Linear>という言葉には、"一直線上の"、"線形の"という数学的な意味と、"途切れのない"、"連続した"、という日常的な意味があります。
「リニアモーターカー」とか「リニアメモリアクセス」などはよく聞かれる言葉です。
ちなみに、社名である「リニアスペース」という言葉は数学用語で「線形空間」を意味します。

<Linear>「線形」の原語でもある、<Line>「線」は、ご承知のとおり、「点が途切れなく連続しているさま」を表しており、先ほどの<Linear Space>「線形空間」では、<Line>「線」の、個々の点を、意味のある空間としてイメージし、連続することと捉えることができます。

この解釈をさらに拡大して、ひとつの「点」あるいは「単位」は、リニア化することによって「空間」となり、これをさらに新たな単位として捉えることができます。さらにそれらをリニア化して新たな単位を生成することを繰り返すと無限大に増幅することができます。
たとえば、「人」を「単位」として捉えることによって「企業」という「空間」が誕生し、「企業」を新しい単位として「業界」が、さらに発展して「産業」が誕生します。

リニアグループは、このような「無限の広がりを秘めた空間の構築」を企業理念としています。
この理念はコンピュータの世界のみならず、自動車や不動産などの流通業界やファッションアパレル産業など、数多くの業界をも包括しうるものと考えております。

今日のコンピュータの世界では、最もビジュアルな表現である、グラフィックをマン・マシン インターフェースとして用いています。

<Pixel>とは人とコンピュータとの最も具現化されたインターフェースでもある、写真・イラストといった画像や映像イメージを構成するグラフィックの「単位」の一つで、さまざまな要素を包括しています。
<Linear Space>「線形空間」でいうところの、「ひとつの点」は、「ひとつの単位」であり、「さまざまな要素を包括する」という意味では、まさに<Pixel>と同義といえましょう。
<Pixel>に象徴される画像・映像をわかりやすく表現するには豊かな想像力と高度な技術力が要求されます。
私たちは、拡張三次元画像処理技術をはじめ、裸眼画像立体視技術などを研究課題とし、常に最新のテクノロジを反映させ、ITビジネスにおける、視覚的でわかりやすい <ビジュアルイメージ・ソリューション > を提案していきたいと考えています。

その第一弾として、私たちスタッフが長年携わってきた「ファッション業界」における問題点を、一歩はなれた視点で底辺から見つめ直し、提起します。さらにそれらのソリューションを提案していく予定です。

「ファッション業界」。
「ファッション業界」と聞くと、なにか華やかな世界を想像しがちですが、クリエイティブな洋服を実際に完成させるまでの過程には、涙ぐましいほどの煩雑な作業の繰り返しが待っています。いうまでもなく機械化できない個所はすべて熟練度の高い職人がこつこつと作業することになります。そう、職人です。いわゆる < ギルドの世界 > がファッション業界という小宇宙の中心として存在しているのです。
もちろん必要なかなりの部分は職人が作業を行ってしかるべきですが、反面、冗談でも美化しえない完全な無駄、アンクリエィティブな部分もまた沢山あります。
製造過程だけではありません。取引先に向けて新作を発表する展示会を開催する場合にも煩雑な準備作業が待ち構えています。
私たちは、これらの部分的な無駄をユニット化し、自動で処理させることにより、50%以上の省人力化と省時間化を実現できることに気付きました。
R社の例を見てみましょう。シーズン毎の展示会を開催するまでの流れは一般に次のようになります。
商品企画部
    ターゲットとなるシーズンの、テーマやコンセプトを流行の流れや世相に基き決定します。
    素材、アイテムのバランス構成、テーマカラーを中心に、企画を組み立てていきます。
    生産部や営業部と打ち合わせ、詳細にわたって企画を決定します。
    サンプル用素材や副材料などを発注し、縫製用パターンを作成します。
    展示会に使うサンプルを作成します。
生産部
    商品企画部と営業部、生産工場などとの打ち合わせにより仮の生産枚数、生産時期を計画します。
    また、営業部などの希望などを参考にしながら大凡の原価、売価も決定されます。
営業部
    商品企画部、生産部との打ち合わせに基き、展示会の規模、日時などを決定しますが、
    逆に、展示会の時期が最初に決定されていて、そこから逆算して企画が開始されるケースもかなりあります。

これらと平行して取引先からの発注などに利用する発注用商品パンフレットを作成していきます。
もちろんパンフレットといってもオフセット印刷などのような本格的なものではありません。
一枚につき、8から12型ほどの商品の絵型、素材の色やサイズ展開、小売価、納期が表形式で描かれているものを、数枚から十数枚、ホッチキスで纏めてあるだけのものです。
しかしながら、このパンフレットを作成する作業は煩雑の極みでもあります。
もっと詳しく見てみましょう。
1.商品企画台帳の各絵型を縮小コピーします。
2.絵型の部分だけをはさみで切り取り、商品パンフレット用台帳に糊付けします。
3.商品パンフレット用台帳の1枚ごとに必要枚数分コピー(100-1000枚)します。
4.それらの1枚毎に、さらに1デザイン毎に、1センチ角程度に切ったサンプル素材を配色毎に糊で貼り付けていきます。

たとえば、今回80型の商品があるとして、平均で1型あたり3色の色展開とすると、

1部につき、80 x 3 = 240個。
100部作成しようとすると、240 x 100 = 24000個 もの色見本素材を糊付けしなければなりません。

あなたはどう考えますか?
これらのうんざりするような作業が自動処理され、デザインを企画時に商品企画台帳に追加登録するだけですべて自動的にカラー印刷できるとしたらどうでしょう。
それだけではありません。サンプルが完成した時点でサンプルや色見本素材を写真撮影し、それらを商品企画台帳に追加登録すれば、すべてのプレゼンテーションに利用することもできます。
たとえば、取引先や直営店、フランチャイズ店などに配布する商品説明パンフレットなどの作成、印刷や、生産台帳の作成、生産・販売・在庫管理など、用途は無限です。
また、従来とはまったく違った新しいスタイルの営業活動、販売促進を提案できます。
例えば取引先に訪問し、ノートパソコンでビジュアルな商品や企画を説明したり、リアルタイムな在庫の確認や受注も行えます。また、取引先がインターネットを利用してシステムにアクセスし、在庫状況を確認したり商品の発注、新商品や広報を閲覧することも可能です。

このようにして、一つの問題点に対し、ボトムアップ手法を駆使して別の面から見つめ直す事によって生じる共通項を一つのカテゴリとしてグループ化し、その核となるものを基本としてさまざまなプラグインを付け足していくことで、ひとつの問題を解決するだけでなく総合的な連携活動を促進します。

これが リニアグループの < ビジュアルイメージ・ソリューション > です。

私たちは< よりわかりやすい映像インターフェース > を軸に、< ビジュアルイメージ・ソリューション > をメインコンセプトとして、従来から難しいとされる「個々の集合(企業)による相互強化」の実現を目指して努力邁進する所存です。

これからのリニアグループにどうかご期待ください。

2001年12月1日
リニアグループ スタッフ一同

所在地 株式会社リニアスペース
〒176-0022 東京都練馬区3丁目4番6号